WeMo Scooterを立ち上げたWeMo Corp. 威摩科技CEOのJeffreyさんに会って来ました

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先日紹介した台北のレンタル電動バイクWeMo Scooter。ホントに便利なので今後もっと認知度が上がって拡大することを期待しています。さて、そのWeMo Scooterを利用するにあたって事前登録を行った際、よく分からなかったところをメールやメッセージでやり取りしていたのですが、日本人がWeMo Scooterを知っていることに興味を示して「ぜひ感想を聞かせて欲しい」と。こちらもWeMo Scooterについてもっと知りたいことがあったので台北に行ったときにオフィスを伺ってもよいかと、ちょっと図々しいお願いをしたところ快諾していただけたのでWeMo Scooterを立ち上げた威摩科技股份有限公司CEOのJeffreyさんにお会いしてきました。

WeMo Scooterのオフィスへ

事前にオフィスの住所を教えてもらい指定の場所へ。威摩科技のオフィスは大同区の民権西路近くの路地裏にあります。てっきりオフィス街のビルの一室のようなイメージを持っていたので到着してちょっとビックリ。ガレージのような建物でパッと見てもオフィスには見えず最初通り過ぎてしまいましたが、よく見るとWeMo Scooterのバイクが停めてあります。
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威摩科技股份有限公司CEOのJeffreyさん

建物の中に入ると威摩科技股份有限公司CEOのJeffreyさん(写真左の人)が迎えてくれました。Jeffreyさんは過去、南カリフォルニア大学で学ぶなど、十数年間をアメリカで過ごした後帰国し威摩科技を創設、WeMo Scooterを立ち上げました。WeMo Scooterが運用を開始したのは今年の10月7日なので、ようやく3カ月が経とうとしていることろです。
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聞きたかったこと

まだ運用開始して間もないころにWeMo Scooterを知り、また現在は国内向けに展開していることもありよく分からないことだらけでした。中国語のFacebookページやHP(一部英語対応しています)など見ながらなんとか手探り状態で登録までこぎつけましたが、まだまだ知りたいことがたくさんあったのでこの機会に質問してみました。

主に聞いてみたかったことは以下。

1 公的(国あるいは台北市など)な支援を受けているのか? 純粋な民間企業なのか?
2 純粋な民間企業である場合、今後台北市と連携する考えはあるのか?
3 台湾の人達は綺麗な空気を求めながらバイクの便利さを手放せないジレンマがあると思うが?
4 海外からの旅行者向けに対応する予定はあるのか? 特に事前登録方法。
5 最大の課題はバイク返却時の駐輪スペースの問題だと思うが専用の駐輪エリアを作るなどの考えは?

公的(国あるいは台北市など)な支援を受けているのか? 純粋な民間企業なのか?

【回答】
純粋な民間企業で国や台北市政府の資本は入っていません。ただ支援は必要なので対話を続けているところです。

U-Bikeとは違い完全な民間企業としてWeMo Scooterを運営しているようです。運用開始のオープニングイベントを取り上げた台湾のニュースでは台北市政府関係者が参加していたようなので、てっきり共同で運営していると思っていましたがそうでは無いようです。しかし公的支援無しで立ち上げ~運営を行うというのはすごいですね。
参考:Wemo電動機車租賃上路 隨租隨停非夢事(聯合財經網)

純粋な民間企業である場合、今後台北市と連携する考えはあるのか?

【回答】
それは拡大していく上で必須。今はまだ対話を続けている状態。市の動きは遅い(笑)ので先ずは認知度を上げることが必要。

最初の質問で答えは出てますが、これだけのシステムを広範囲に運営していくとなるとJeffreyさんの言うように支援は必要でしょうね。市の動きが遅いと言ってますがU-Bikeの普及の速さを目の当たりにしていると、市も今後動いてくれるのではないかと期待してしまいます。U-Bikeのようなレンタサイクルの普及が一向にままならない日本に比べるとちょっと羨ましくなります。

台湾の人達は綺麗な空気を求めながらバイクの便利さを手放せないジレンマがあると思うが?

【回答】
その通り。昔から定着してしまっている習慣なので少しずつ意識を変えていくしかない。

この質問自体はWeMo Scooterに直接関係は無いのですが、台湾の交通事情を変えたいという理念に関するという点で質問してみました。

これはホントに難しいところですが、ぜひとも頑張って欲しいと応援したいところです。台北のみならず台湾の大気汚染は本当に深刻なんですよね。

台湾の知人が初めて日本に来た時「バイクが無い!! CO₂が無い!!」と感動していたのが印象的でした。膨大なバイクの数が大気汚染の一因であること、使用を止めれば改善されることは台湾の人達も間違いなく知っているはずなんですよね。でもそれができない。もうすっかり生活に定着している文化のような感じです。
行ったことがある人は知っていると思いますが、ホントすごいバイクの数です。下の写真などまだかわいい方です(笑)。
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当然、改善を試みようとする政治家はいるはずだと思います。とにかくバイクは便利なので、例えば税金をかけたり、駐輪スペースを減らしたりと、不便な方向へ持っていって利用を止めてもらうという方法はあると思うのですが、それをやると多分反発を喰らうのでしょう。正に、空気は綺麗な方がいいがバイクは手放せないというジレンマですね。この点についてはJeffreyさんも同意してくれました。少しずつ人々の意識を変えていくしかないということですね。

海外からの旅行者向けに対応する予定はあるのか? 特に事前登録方法。

【回答】
現時点では難しいが、もちろん今後対応していきたい。例えばホテルを事前登録の受付にするとった方法などを検討している。

現時点ではアプリのダウンロードが台湾国内でのみ可能なので、旅行者が利用する為にはここが一番ネックなところですね。現在は事前登録の審査を人が行っているようなのでなかなか柔軟に対応するのは難しいとは思いますが、もしシステマチックに対応できるようになれば利便性はグッと増すでしょうね。

最大の課題はバイク返却時の駐輪スペースの問題だと思うが専用の駐輪エリアを作るなどの考えは?

【回答】
もちろんそうしたい。駐輪スペースを見つけるのが難しいのはその通り。ただこれはどうしても台北市の支援が必要なので、やはり先ずは認知度を上げて利用者を増やし、市と対話していくしかない。

やはりこの点も認識されているようです。台湾にはバイク専用の駐輪スペースが路上にたくさんあるのですが、利用者の数が多いので空きスペースを見つけるのが大変です。特に台北の繁華街は日中はビッシリ埋まっています。返却時に空きスペースを探すの苦労したのではWeMo Scooterの利便性が半減してしまいます。少しずつでも各所に専用駐輪スペースがあれば随分変わると思いますが、それを実現するには当然台北市の協力が必要ですね。
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最後に

まだまだ課題はたくさんありますが、先ずは少しでも多くの台北、台北近郊のバイクユーザーにWeMo Scooterのことを知ってもらい利用者を増やしていくことが先決ですね。個人所有のバイク数が減り、WeMo Scooterの利用者が増えていけば必ずその便利さを実感するだろうと思います。そしてその行動が空気を綺麗にしていくということも実感できると思います。そうして自分の身を以て実感することによって少しずつ意識の変化が生まれていくのだろうと思います。

ぜひとも台湾の交通事情を変えていって欲しいですね。まだまだ長い道のりだとは思いますが今後も注目していきたいと思います。そして台北に行くときはこれからも率先してWeMo Scooterを使いたいと思います(笑)。

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